当院は、2018年1月より、自立支援医療の指定医療機関となりました。 そこで今回は、この自立支援医療制度を紹介してみます。

自立支援医療制度の概要

自立支援医療(精神通院医療)とは、精神疾患のため通院を続ける必要がある方に対して、医療費の自己負担を軽減する制度です。 自立支援医療制度を利用すればその自己負担割合が原則として1割になります。 通常の負担割合は3割なので、2割ほど窓口で支払う医療費が安くなるのです。 例えば1ヶ月の医療費が 7,000 円、医療保険による自己負担が2,100 円の場合、本制度によってその自己負担が700円に軽減されます。 さらにこの1割の負担が過大なものとならないよう、1か月当たりの負担には世帯に応じて上限が設けてあります。

自立支援医療(精神通院)の自己負担上限額

利用するための要件

このように便利な制度ですが、全ての患者さんが利用できるわけではありません。 制度を利用するためには、以下の条件を満たす必要があります。

「精神保健福祉法5条に挙げられた疾患」とは、おおむね以下の病気のことです。

  1. 統合失調症
  2. うつ病、躁うつ病などの気分障害
  3. 薬物などによる急性中毒またはその依存症
  4. パニック障害などの不安障害やPTSDなどのストレス関連障害
  5. 知的障害、心理的発達の障害
  6. アルツハイマー病型認知症、血管性認知症
  7. てんかん

自立支援医療の申請

次に、この制度を利用するための手続きを解説します。 当院は宮城県仙台市に位置しているので、宮城県に住居がある方に限定して話を進めます。

宮城県にお住まいの方は、その住所が仙台市内か仙台市外で、書類の提出先やその形式が若干異なります。

仙台市にお住まいの方

住居が仙台市の場合には、以下の書類を準備して窓口に提出します。

申請先の窓口は、居住している区によって異なります。 以下に仙台市各区の窓口一覧を掲載しました。

青葉区役所障害高齢課障害者支援係  電話: 022-225-7211(代表)
宮城野区役所障害高齢課障害者支援係  電話: 022-291-2111(代表)
若林区役所障害高齢課障害者支援係  電話: 022-282-1111(代表)
太白区役所障害高齢課障害者支援係  電話: 022-247-1111(代表)
泉区役所障害高齢課障害者支援係  電話: 022-372-3111(代表)

仙台市以外の宮城県内にお住まいの方

住居が仙台市以外の宮城県内にある場合(例えば、多賀城市や名取市など)には、以下の書類を準備します。

  1. 自立支援医療費(精神通院)支給認定申請書
  2. 市町村民税等調査同意書
  3. 健康保険証の写し
  4. 自立支援医療用診断書(精神通院用) (通院先の医師が書くものです)

書類の提出先は、お住まいの市役所または町村役場の担当窓口になります。 担当窓口の名称は、市町村ごとにそれぞれ若干異なります。 もし提出先窓口が不明な場合は、下記の精神保健福祉センターにお問いあわせください。

名称 精神保健福祉センター企画班
住所 〒989-6117 大崎市古川旭五丁目7-20
Tel 0229-23-1657

その他、ご不明な点がありましたら、当院窓口でも相談に乗ります。 お気軽にお尋ねください。

参考資料